4. 肺がんの原因・疫学

What is Asbestos Lung Cancer?

肺がんの原因として、よく知られているのは喫煙(タバコ)ですが、タバコ以外にも、性・年齢・収入のほか、アスベスト(石綿)・クロム・ニッケル・ヒ素等の職業性有害物質、大気汚染(いわゆるPM2.5と称される粒2.5ミクロン以下の微小浮遊粒子)、ラドン、調理が知られており、遺伝子の影響もわかっています。

2018年時点で、喫煙・職業・大気・遺伝子・性・年齢等について、バランスよく記載している論文として、「Patricia M.de Groot 、Carol C. Wu, Brett W. Carter, et al,The epidemiology of lung cancer,Translational Lung Cancer Res. 2018 Jun; 7(3): 220–233(1)」があります。

からだの内部と外部の物質の影響し合う仕組みが、今後の遺伝子関連の研究の進展、疫学の進展で更にわかることを期待します。

(本項目の文章は2020年6月段階の内容です。2020年以降の変化は反映していない場合がある点ご了承ください。)

肺がんの原因と疫学を詳しくお知りになりたい方へ

「Translational Lung Cancer Res. 2018 Jun; 7(3): 220–233」を翻訳、選択して引用、他の文献を追加した詳細な文章を作成しました。

詳しくお知りになりたい方は、「詳しく知りたい方のための肺がんの疫学と原因」をご一読ください。

(2019年以降の変化は反映されていない点、肺がんの疫学論文の全部を網羅していない限界等がある点はご理解ください。)